ナラティヴ・ベイスト・メディスン入門
市山康暢著(2,400円+税)ISBN978-4-904536-65-0◆ナラティヴがわかる入門書の決定版
医療という行為のなかで,ナラティヴやNBMを意識することは,果たして意味のあることなのか。意味があるとしたら,そのナラティヴの背景となっている考えはどういったものだろうか。日々の臨床膨大なと文献展望から生まれた,ナラティヴとNBMのガイドブック。
ナラティヴ・ベイスト・メディスンを皮切りに,ナラティヴ論やナラティヴ・セラピー,社会構成主義など広範で難解な事柄を,だれでもわかりやすく,なおかつ,医療実践に即して書かれたのが,本書「ナラティヴ・ベイスト・メディスン(NBM)入門」です。
条件反射制御法──物質使用障害に治癒をもたらす必須の技法
平井愼二著(2,600円+税)ISBN978-4-904536-88-9◆覚醒剤,アルコール,ギャンブル,万引き,ストーカー行為,自傷etc.……がやめられない。やめられないのは意志が弱いせいだ――そう言われてきたが, やめられないのは意志の問題ではない。身の回りの刺激とそれらの行為が強力に結びついて条件反射を形成しているから,やめたいと思っていてもやってしまう のだ。
本書はパヴロフの学説を基に,その条件反射を弱め,平静な状態を保つ新たな反射を形成することで欲望そのものをコントロールする技法,条件反射制御法の理論と実際を詳説する。
その驚きの効果を実際にぜひ味わってほしい。医療・福祉の領域における治療・訓練に新たな地平を拓き、刑事司法体系に対して変わるべき根拠とその方向を示す画期的治療法の登場である。