かばくんのきもち

災害後のこころのケアのために かばくんのきもち
──絵本で学ぶストレスマネジメント(1) (現在は電子版のみ)

とみながよしき(冨永良喜,兵庫教育大学教授)作
しむらはるの(志村治能,臨床心理士)絵

定価1,000円(+税)、24頁、B5版、並製
C8793 ISBN978-4-904536-25-4

自然災害などの大規模災害後のストレスから子どもを守るために

かばくんと一緒に,「あんなこわいこと」と向き合って,かばくんと一緒に元気になろう。
阪神震災から15年間,日本各地はもとより世界中の自然災害などによる被災地をまわり,ストレスケアを続けてきた冨永教授による,被災後に高まり続けるストレスを減らしてゆく絵本です。
前半は絵本で,後半は心理教育的解説で,子どものストレスを減らし,不安を解消します。

なお,本書の印税と売り上げの一部は,東日本大震災の復興支援として募金しました。

2019年10月で通常の紙ベースでの書籍がなくなり,現在は電子書籍のみを刊行しています。
(電子版は値下げしています)

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姉妹編→『本番によわい わん太』もよろしくお願いします。

絵本のページ(1から7ページ(16ページ中))kabakun1kabakun2kabakun3kabakun4kabakun5 kabakun6 kabakun7

     解説のページ(17から18ページ(8ページ中))
(右クリックで,「画像だけを表示」を選ぶと拡大します。) kabakun17kabakun18

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


あとがき 

災害,事件,事故,そんなことは経験しない方がいいに決まっています。でも,もし,そんなことにであったら,いのちをおびやかす出来事が襲いかかったと き,心とからだにどんな変化が起きて,それにどう対処したらいいんだろう。そのことを知っていると知らないとでは,その後の人生を大きく左右する。

この「絵本で学ぶストレスマネジメント」は,そのような心のケアの知識を事前に学ぶために,大島英世さんはじめ,冨永研究室の学生たちと一緒に作ったものです。
ほかの災害では,このリーフレットの言葉を変えて使ってください。また,16頁からの質疑応答は,子どもたちや保護者に配布する資料として作ったものを今回書き直しました。

紙芝居にもなります。A3に拡大して,心のケアを学ぶ授業で活用してください。
プロジェクターなどで使用するときに使うPDFデータも,本書をご購入いただいた方に無料で頒布しています。

なお,子どもたちの感想や授業のようすを教えていただいたら,これからのストレスマネジメント教育の教材づくりに参考になります。
(著者の連絡先:hotanshin@hotmail.com
この絵本は,2011年1月には発行しようと考えていた。しかし,私の多忙さもあって,発行が遅れてしまった。
そして,3月11日,大震災が起こった。
被災された方々へ,子どもたちへ,少しでもこの絵本が役に立てればと思う。

2011 年5 月8 日
東日本大震災心理支援センターにて記す


著者略歴

とみなが よしき(冨永良喜)
兵庫教育大学大学院人間発達教育専攻・教授,臨床心理士。1982年九州大学大学院博士課程教育学研究科教育心理学専攻修了。1995年の阪神淡路大震災 以来,自然災害や大事故などでの被災・被害者,支援者へのこころのケアを行っている。スマトラ島沖地震での津波災害や中国四川大震災でも活動を行い,この 絵本の現地版も発行されている。

しむら はるの(志村治能)
カウンセリングルーム アクア,神戸常盤大学学生相談室。臨床心理士。

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