N:ナラティヴとケア 第15号 オープンダイアローグの可能性をひらく
N:ナラティヴとケア 第15号
オープンダイアローグの可能性をひらく
(ゆうりんクリニック)森川すいめい 編
年1回発行(毎年1月)
定価1,800円(+税)、120頁、B5判・並製
ISBN978-4-86616-189-1 C3011
ISSN 1884-6343
フィンランドの小さな町から始まったオープンダイアローグは,日本に紹介され,約10年が経過した。日本の精神医療の枠組みには合わないとされていたが,さまざまな試行錯誤が行われ,ちょっとずつ日本に浸透が始まっている。
本誌は,日本におけるオープンダイアローグ実践の第一人者である森川すいめいさんと,その仲間たちによって書かれた,オープンダイアローグの実践と,オープンダイアローグに近しい実践の数々。一冊丸ごとオープンダイアローグ。
目 次
オープンダイアローグの世界へようこそ──序章:対話を始める前のことにとても時間をかける (ゆうりんクリニック)森川すいめい
オープンダイアローグにいたる道とヒューマンライツ (メンタルヘルス診療所しっぽふぁーれ)伊藤順一郎
オープンダイアローグとサイコーシス (琵琶湖病院)村上純一
心の安全衛生──対話が組織に人間性を還流する (医療法人社団八月会 澁谷川診療所)大井雄一
ことばのなかで聞く──少年院のリフレクティング・プロセス (熊本大学大学院人文社会科学研究部)矢原隆行
ナラティヴ・セラピーとオープンダイアローグ (ナラティヴ実践協働研究センター)国重浩一
子どものアドボカシー活動とダイアローグ (大分大学福祉健康科学部)栄留里美
オープンダイアローグとトラウマインフォームドケア (認定NPO法人PIECES)小澤いぶき
子どもを中心にしたダイアローグ実践とまなざしの変化,そしてこれから (福岡県スクールソーシャルワーカースーパーバイザー)高口恵美
経験専門家のピアサポートとオープンダイアローグ──語り聴くプロセスで何が起きているのか (一般社団法人COMHCa)下平美智代ほか
れもんハウスで生まれる「対話のようなもの」 (一般社団法人青草の原)藤田琴子
認知症のある人にこそオープンダイアローグ (文筆家・レビー小体病当事者)樋口直美
オープンダイアローグで開かれゆく地域 (対話之町京都ヲ目指ス上京)小畑あきら
ダイアローグ・イン・ザ・ダーク (ダイアログ・ジャパン・ソサエティ)志村李世恵
座談会①自殺希少地域のウチとソト (ゆうりんクリニック)森川すいめい・(情報・システム研究機構 統計数理研究所医療健康データ科学研究センター)岡 檀・(訪問看護ステーション ルーナ)内田加奈
座談会②家族療法とナラティヴ・セラピーとオープンダイアローグ (ゆうりんクリニック)森川すいめい・(同)辻井弘美・(ナラティヴ実践協働研究センター)横山克貴・(同)白坂葉子
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