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103N11

N:ナラティヴとケア 第11号
心の科学とナラティヴ・プラクティス

(大阪大学大学院人間科学研究科)野村晴夫 編

年1回発行(毎年1月)
定価1,800円(+税)、102頁、B5判・並製
ISBN978-4-86616-103-7 C3047
ISSN 1884-6343

インタビューや日常生活における語り,ナラティヴは,心理学を含む人文社会科学領域で広く扱われながらも,それらが「心」の何を,いかに映すとみなすのかをめぐって,さまざまな立場がある。本誌では,とくに心理学の領域において,ナラティヴ・プラクティスがどう行われているのか,超豪華執筆陣である識者たちによって書かれたものである。


目 次
§0 はじめに
ナラティヴは「心」をいかに映し,紡ぐのか    (大阪大学大学院人間科学研究科)野村晴夫

§1 ナラティヴの哲学的・歴史的基盤
因果法則,物語,対話──心の科学の成り立ちと行く先    (立教大学文学部教育学科)河野哲也
心理学史におけるナラティヴの役割    (立命館大学総合心理学部)サトウタツヤ

§2 臨床におけるナラティヴ
ナラティヴの一次過程と二次過程    (立命館大学総合心理学部)森岡正芳
「障がいの語り」を読む    (東京大学大学院教育学研究科)能智正博
ナラティヴ解釈におけるポジションという視点の意義と可能性──臨床心理学領域での活用に焦点を当てて    (駒沢女子大学人間総合学群心理学類)綾城初穂
ナラティヴを選ぶクライエント    (大阪大学大学院人間科学研究科)野村晴夫

§3 証言におけるナラティヴ
供述分析から見たナラティヴ論    (奈良女子大学名誉教授/立命館大学上席研究員)浜田寿美男
説明の部品化と証拠のネットワーク──「ナラティブ工場」としての法廷    (青山学院大学社会情報学部社会情報学科)高木光太郎
ナラティヴ・プラクティスにおける聞き手の脆弱性──ハンセン病訴訟における弁護士の被害証言の聞き取りをめぐって    (高千穂大学人間科学部)徳田治子
子どもの供述とナラティヴ    (立命館大学総合心理学部)仲真紀子

§4 実証研究におけるナラティヴ
語りから立ち上がる人生──聴き手の役割    (大阪教育大学教育学部)白井利明
親子間のコミュニケーションにおけるナラティヴ    (大阪教育大学教育学部)小松孝至
観察と会話におけるナラティヴ    (奈良女子大学名誉教授)麻生 武