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154-2公認4巻

公認心理師の基礎と実践④ 心理学研究法

野島一彦・繁桝算男監修  (文京学院大学)村井潤一郎・(駒沢女子大学)藤川 麗 

2,400円(+税) A5判 並製 208頁 C3011 ISBN978-4-86616-054-2

心理学およびその周辺領域の知識を網羅
公認心理師カリキュラムに沿った全23巻シリーズの第4巻「心理学研究法」

本書は心理学領域において用いられる主要な研究法を取り上げ,さまざまな心理学的知見がいかに生み出されるかを学ぶ。心理学研究法を理解することは,心理学の研究に携わる場合だけでなく,心理領域で働く際にも必要な基礎知識である。


目次
第1章 心理学研究法  村井潤一郎(むらいじゅんいちろう:文京学院大学人間学部)
第2章 実験法の基礎  井関龍太(いせきりゅうた:大正大学心理社会学部)
第3章 実験法の実際  井関龍太
第4章 質問紙調査法の基礎  篠ヶ谷圭太(しのがやけいた:日本大学経済学部)
第5章 質問紙調査法の実際  篠ヶ谷圭太
第6章 観察法の基礎  野澤祥子(のざわさちこ:東京大学大学院教育学研究科附属発達保育実践政策学センター)
第7章 観察法の実際  野澤祥子
第8章 面接法の基礎  野村晴夫(のむらはるお:大阪大学大学院人間科学研究科)
第9章 面接法の実際  野村晴夫
第10章 検査法  松田 修(まつだおさむ:上智大学総合人間科学部)
第11章 実践的研究法  藤川 麗(ふじかわうらら:駒沢女子大学人文学部)
第12章 精神生理学的研究法  滝沢 龍(たきざわりゅう:東京大学大学院教育学研究科 臨床心理学)
第13章 研究レビュー  岡田 涼(おかだりょう:香川大学教育学部)
第14章 研究倫理  金沢吉展(かなざわよしのぶ:明治学院大学心理学部)


はじめに
本書は,心理学研究法について入門的な解説をするものです。心理学研究法についての理解は,実際に心理学研究を遂行するうえで必須になるのはもちろんのこと,研究を遂行せずとも研究論文を読む場合にも重要ですし,さらには,研究の文脈を離れ,人を見る場合にも有用な視点を提供することでしょう。ただ漫然と人と対峙するのではなく,研究法の観点,枠組みから人を見ることで初めて見えてくる側面もあると思います。
心理学研究にはさまざまなアプローチがありますが,本書は,その主なものについて一通り触れているつもりです。特に,実験法,質問紙調査法,観察法,面接法は,心理学研究でしばしば用いられ,「主要4 手法」とも言えると思いますので,これら4 つについては,各2 章を設けています。すなわち,前半の章で基礎的な解説を行い,直後の章において,実際の研究の文脈において,直前の章の内容の理解を深めるという構成です。本全体として,コンパクトに説明をまとめている部分も多いので,記述がやや簡潔だと感じられましたら,他の心理学研究法の書籍もあわせて手に取っていただくとよいでしょう。複数の書籍を見比べてみると,理解が深まるものです。同じ手法の説明であっても,執筆者によってずいぶんと異なることがありますので,記述を比較してみるのも面白いでしょう。本書も,各著者の考え方,筆致などをできるだけ尊重し仕上げました。
数ある心理学研究法の書籍の中で,本書がどう位置づくのか未知数ですが,忌憚ないご意見を頂戴できれば,編者としてはうれしく思います。
2018年7月
村井潤一郎・藤川 麗


編者略歴
村井潤一郎(むらい・じゅんいちろう)

東京大学教育学部卒業。
東京大学大学院教育学研究科博士後期課程修了,博士(教育学)。
文京学院大学人間学部教授。
主な著書:『はじめてのR―ごく初歩の操作から統計解析の導入まで』(北大路書房,2013),『Progress & Application 心理学研究法』(編集,サイエンス社,2012),『嘘の心理学』(編集,ナカニシヤ出版,2013),『心理学の視点―躍動する心の学問』(編集,サイエンス社,2015)ほか
藤川 麗(ふじかわ・うらら)
東京大学教養学部卒業。
東京大学大学院教育学研究科博士後期課程修了,博士(教育学),臨床心理士。
駒沢女子大学人文学部教授。
主な著書:『臨床心理のコラボレーション―統合的サービス構成の方法』(東京大学出版会,2007),『心理学の実践的研究法を学ぶ』(分担執筆,新曜社,2008),『学生相談必携 GUIDEBOOK 大学と協働して学生を支援する』(分担執筆,金剛出版,2012),『Progress & Application 心理学研究法』(分担執筆,サイエンス社,2012) ほか