N:ナラティヴとケア 第9号 ビジュアル・ナラティヴ──視覚イメージで語る
N:ナラティヴとケア 第9号
特集:ビジュアル・ナラティヴ──視覚イメージで語る
やまだようこ(京都大学名誉教授/立命館大学教授)編
ビジュアル・ナラティヴとは,言葉だけでは伝えきれない/言葉では伝えられないところにある物語りである。緩和ケアにある死を前にしたがん患者の描く絵,コミュニケーションに乏しい自閉症の少年の絵,当事者の描くマンガ……さまざまなビジュアルが語る人間のこころ。そのこころにいかに近づくのか? そこは,新しいナラティヴが広がる領域である。ナラティヴ心理学の第一人者である やまだようこ氏(京都大学名誉教授)による編集。
年1回発行(毎年1月)
定価1,800円(+税) B5判 100頁 並製
ISBN978-4-86616-044-3 C3047
ISSN 1884-6343
2018年1月30日発行
目次
ビジュアル・ナラティヴとは何か ◆ (立命館大学)やまだようこ
糖尿病患者のビジュアル・ナラティヴ──三項関係ナラティヴのモデル
◆ (立命館大学)やまだようこ・(東海大学)山田千積
透析患者のビジュアル・ナラティヴ ◆ (大阪大学)菅波澄治・(立命館大学)やまだようこ
がん医療と描画を介したナラティブ ◆ (高槻赤十字病院)岸本寛史
ナラティブ・メディスンとビジュアル ◆ (がん・感染症センター都立駒込病院)栗原幸江
マンガ・アニメで学ぶレジリエンス ◆ (大阪大学)家島明彦
化粧によるケアとビジュアル・ナラティヴ ◆ (関西大学)木戸彩恵
曼荼羅とマインドフルネス ◆ (高野山大学)井上ウィマラ
人生観のビジュアル・ナラティヴ ◆ (大阪大学)浦田 悠
障がい者が描くこと・生きること――自閉症をもつ「ゆっくん」の絵画表現 ◆ (京都大学名誉教授)菅原和孝
メンタルヘルスマガジンの表紙になる――精神障がい者の自己開示とリカバリー ◆ (聖隷クリストファー大学)小平朋江・(地域精神保健福祉機構『こころの元気+』)丹羽大輔・(和光大学)いとうたけひこ
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