ナラティヴ・コロキウム9

(終了しました)第9回 ナラティヴ・コロキウム
─3つの講習会と1つのシンポジウム─

横断する概念のためか,たくさんの関係者がいるのに,なかなか一堂に集まる場がない。「ナラティヴ」は,そういうところがあります。医療,心理,看護,福祉,教育といった対人援助職の方や,社会学,人類学といった異なるの分野の方がバラバラにおられるのが現状です。そこで,「みんな集まれば面白いのでは?」という趣旨で,ナラティヴ・コロキウムなる集まりを催すことになりました。
……ということで始めて9年なります。
前回(8回)は,新型コロナ感染の増大を受けて急遽中止としました。

コロナ禍のなかですが,今回,オンラインによる集まりならばできるのではないか,ということで,9回目となるナラティヴ・コロキウムでは,オンラインによる開催を行うことにいたしました。当日にライブで参加することはもちろん,後日,研修会・シンポのすべての内容が視聴できるようにする予定です。

毎回,150名を超える参加者にお集まりいただいております。斯界をリードする高名な(!)教授から,精神科医,心療内科医,歯科医,臨床心理士,看護師,介護士,精神保健福祉士,司法関係の方まで,さまざまな方が集まっています。また狭義のナラティヴにこだわらず,なかなかお話が聞けないような研修会なども開催していこうと考えております。

学生の方,初学者の方からベテランの方まで,新しい視点を見つける時間をご一緒しませんか?

日時
【第1日目】2021年3月19日(金)
19:30~21:30
白木孝二先生(Nagoya Connect & Share)講習会「ダイアローグのその先」

【第2日目】2021年3月20日(土:祝日)
9:00~11:00
   堀有伸先生(ほりメンタルクリニック)+竹田伸也先生(鳥取大学)ワークショップ「 コミュニティと生きづらさ」

12:00~14:00
岸本寛史先生(静岡県立総合病院緩和医療科)講習会「語り・夢・イメージ」

14:30~17:30 「ナラコロ的事例検討会」
   コメンテーター:
黒田章史先生(黒田クリニック)
信田さよ子先生(原宿カウンセリングセンター)
宮本眞巳先生(亀田医療大学)
事例提供者:
相澤加奈先生(手稲渓仁会病院)
西村秋生先生(だるまさんクリニック)
司会:松浦真澄先生(東京理科大学)

※本講座はすべて,Zoom(オンライン会議システム)を使って行います。Zoomが利用できる環境であることが必須です。接続に関してのサポートは致しかねますのでご容赦ください。

主催
ナラティヴ・コロキウム実行委員会(事務局:遠見書房内)

会費
参加し放題 = 6,600円(youtubeの限定公開ですべてのプログラムの後からの視聴/再視聴も可能です)

参加資格
ナラティヴに関心のある医療職,対人援助職,教育職,研究者,大学/大学院生の方などで,当日に話されたケース等の守秘義務が守れる方。

申し込み方法
こちらからお申込みください(弊社の販売サイト「遠見書房の書店」につながります)。

演者のご紹介

白木孝二さん(Nagoya Connect & Share・心理)
白木さんが面白いと言うものは,流行る,というジンクスがあります。解決志向ブリーフセラピーをいち早く学んでこられたのは白木先生ですし,オープンダイアローグも同じ。その嗅覚は何のか? 児童福祉施設等で長らく勤めてこられた在野の臨床家の経験がそこにあるのでしょうか? 家族療法家としての生きざまがそこにあるのでしょうか? その次の全く新しい援助の話が聞けるかもしれません。

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堀 有伸さん(ほりメンタルクリニック・精神科医)
堀さんは,震災後,福島県南相馬市に移住し,開業を営むスーパーヒーローのような人です。弊社で『荒野の精神医学』という本を出しています。東大分院派最後の世代などとも目されていますが,精神病理に造詣が深く,でも,最近はCBTに凝っていて,グループセラピーも好き,というドクターです。南相馬で何年かにわたり竹田伸也さん(下記)を招いたセミナーを行った縁で,今回のワークショップ的な講習会が実現しました。

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竹田伸也さん(鳥取大学医学部・心理)
高齢者の心理支援や学校への支援などを幅広く行う竹田さん,2回目のナラコロ登場です。遠見書房で出した『認知療法トレーニングブック』はすでに2万部を突破し,無茶苦茶わかりやすいCBTの本として,ご好評をいただいております。ナラティヴとも親和性が高い,とても面白いワークショップを行ってくださいます。今回は堀先生とのタッグで,楽しい講習会になりそうです。

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岸本寛史さん(静岡県立総合病院・内科医)
ナラティブ・メディスンや,ナラティブ・ベイスト・メディスンなどの翻訳者としても,「がんと心理療法」という素晴らしい本の書き手としても著名な緩和医である岸本さんがナラコロに登場です。内科医でありながら患者さんの言葉にじっと耳を傾けるその姿勢に打たれる方も多いでしょう。今回は,「言葉にならないナラティヴ」という内容でお願いをしたところ,「語り・夢・イメージ」というテーマとなりました。

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黒田章史さん(黒田クリニック・精神科医)
家族療法家としても地道な臨床に取り組む黒田さんがナラコロ初登場です。いくつかの重要な著作があり,特にパーソナリティ障害に関する実践と臨床研究は,クライエントにも家族にも臨床家にも福音を与えています。家族療法家は,事例をどう見るのか。どういう臨床感を語って下さるのか。本当に楽しみです。

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信田さよ子さん(原宿カウンセリングセンター・心理)
信田さんは,ご存じの方も多いかと思います。心理職としての熱く,卓越した能力は,セラピストだけでなく,多くの臨床家に影響を与えています。今回は,事例検討会のコメンテーターとしてお願いをしました。事例を通して信田さんらしい臨床感を語ってくださることでしょう。主催側としてもワクワクしています。乞うご期待!

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宮本眞巳さん(亀田医療大学)
ナラコロには3回目のご参加かと思います。精神科看護の世界に身を置いてウン十年。東京医科歯科大学の教授をへて,現在も後進の指導に当たられてます。看護のものの見方は,ほかの医療職とはまた違う見方があるように思います。チームのなかでどう感じるのか。それをどう共有するのか。宮本さんらしい実直で誠実なお話が伺えるかと思います。

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西村秋生さん(だるまさんクリニック・精神科医)
さいたま市の浦和で開業される「だるまさんクリニック」の西村さんです。オープンダイアローグを取り入れたクリニック経営をされており,興味深い実践をなされているドクターです。

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相澤加奈さん(手稲渓仁会病院)
北海道でばりばり働く精神科看護士さんの相澤さんです。ナラコロも初期から参加をいただいており,今回,事例を出していただけるとのこと。ぜひ,お楽しみください。

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司会:松浦真澄さん(東京理科大学・心理)
新進気鋭の心理学者で専門領域は,家族療法やブリーフセラピー,産業臨床心理学の松浦さんです。今回のワークショップやシンポジウムの企画の首謀者でもあります。事例も出してくださいます。

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