ナラティヴ・ベイスト・メディスン入門
市山康暢著(2,400円+税)ISBN978-4-904536-65-0◆ナラティヴがわかる入門書の決定版
医療という行為のなかで,ナラティヴやNBMを意識することは,果たして意味のあることなのか。意味があるとしたら,そのナラティヴの背景となっている考えはどういったものだろうか。日々の臨床膨大なと文献展望から生まれた,ナラティヴとNBMのガイドブック。
ナラティヴ・ベイスト・メディスンを皮切りに,ナラティヴ論やナラティヴ・セラピー,社会構成主義など広範で難解な事柄を,だれでもわかりやすく,なおかつ,医療実践に即して書かれたのが,本書「ナラティヴ・ベイスト・メディスン(NBM)入門」です。
協働するナラティヴ
ハーレーン・アンダーソン/ハロルド・グーリシャン/野村直樹著野村直樹 訳(1,800円+税)ISBN978-4-904536-56-8◆ナラティヴ・セラピーの始まりは,この論文からだった!
1988年,世界の心理療法業界をリードする雑誌「ファミリー・プロセス」誌に1つの論文が掲載された。
「言語システムとしてのヒューマンシステム──臨床理論発展に向けてのいくつかの理念」。
著者は,ハーレーン・アンダーソンと,天才的臨床家ハロルド・グーリシャン。無知の姿勢,ナラティヴ,コラボレイティヴ……新しいアイデアに溢れたこの論文は,現在の心理療法に絶大なる影響を与えることになる。
この論文の全訳と,共同研究者であったアンダーソンと野村とのやりとりを踏まえ,1冊の本も残さなかったグーリシャンの,アイデアの核心を探る。
ナラティヴ,あるいはコラボレイティヴな臨床実践をめざすセラピストのために
(開業セラピスト,臨床心理士)高橋規子×(駒澤大学教授)八巻秀著(3,400円+税)ISBN978-4-904536-27-8◆本書は,ナラティヴ・セラピスト 高橋規子のセラピー(初回面接)のVTRを見ながら,高橋規子と八巻秀が,その細かい介入技法から,セラピー中の思考・感情,ナラティヴ・アプローチの方 法論,背景にある思想,セラピーそのものの本質などについて,さまざまに語り合ったものである。
ナラティヴ・アプローチに詰まっている知恵は,多くのセラピー技法に普遍的な考え方であり,実践である。本書は,ナラティヴ・セラピストだけでなく,他のすべてのセラピストたちにとって,重要な一冊となるだろう。