詳解 臨床心理検査ハンドブック──アセスメント力の向上のために
詳解 臨床心理検査ハンドブック──アセスメント力の向上のために
| 編者 | 津川律子 |
| 出版年月 | 2026年8 月 |
| ISBN 図書コード | 978-4-86616-250-8 C3011 |
| 判型 | A5判並製 |
| ページ数 | 264 |
| 定価 | 4,000円(+税) |
内容紹介
心理職にとって最も身近で重要なスキルの代表が臨床心理検査です。本書は,主要な臨床心理検査の専門家が,各検査の臨床での活用法だけでなく最新の動向と研究も含めて紹介しています。
発達障害やトラウマ関連の検査,神経心理検査などの比較的新しいものから,WAISやWISCなどの個別式知能検査,MMPI,内田クレペリン,P-Fスタディ,TAT,描画法,ロールシャッハ・テストまで多様な検査を収載。新しい検査を学ぶのにも,普段使っている検査を学び直すのにも最適です。
適切な心理アセスメントに基づいた心理支援を行うために,すべての心理臨床家必携の一冊です。
主な目次
第1章 発達障害関連の心理検査 (稲田尚子)
第2章 個別式知能検査 (松田 修/小野純平/石隈利紀)
第3章 神経心理検査 (山口加代子/齊藤敏子)
第4章 トラウマに関わる心理検査 (齋藤 梓/飛鳥井 望)
第5章 MMPI (武山雅志)
第6章 内田クレペリン検査 (種市康太郎)
第7章 P-Fスタディ (秦 一士/安井知己)
第8章 TAT (外川江美)
第9章 描画法 (高橋依子/皆藤 章/浅田剛正/近藤孝司)
第10章 包括システムによるロールシャッハ・テスト (渡邉 悟/津川律子)
まえがき
本書は,オンライン・マガジン『シンリンラボ』に,2023(令和5)年8月9日から2025(令和7)年7月12日まで,24回にわたって連載した原稿をもとにしている。一部加筆修正し,新たに書き下ろした章を追加した。連載開始にあたって,オンライン・マガジンに書いた拙文は次のようである。
「臨床心理検査の現在」という連載を開始することになりました。心理職にとって最も身近なスキルの代表が臨床心理検査ですが,数が多く,新版や改訂版がよく出ますし,臨床現場によっては普段あまり使用しない検査があるなど,全体の動向をひとりで追い続けるのは難しい面があります。加えて,その心理検査を用いた最近の研究になると,普段から検索して知見を深め続けることは,日常臨床の合間に容易ではありません。そこで,専門家に寄稿をお願いしました。全体の構成は,私(津川)が担当します。お楽しみに!
上述のように,本書の特徴は,臨床心理検査の現時点での最新情報を届けるだけでなく,その心理検査を用いた最近の研究についてもふれている点である。目次の検査名などを見て,どんな印象を持たれるであろうか。
「学生時代に習ったけど,臨床で使ったことがないし,この心理検査って,いまでも使われているのかな?」といった検査もあるだろう。一方,「新しいバージョンが出たのは聞いていて,まだ検査用具も見たことがないけど,どう変わったのかな?」といった検査もあると思う。また,実際に臨床で使用している検査だが,“研究”となると追えている自信がない検査もあるかもしれない。
本書の読者対象は,臨床現場で心理検査を実践している心理職を中心に,大学や大学院で心理アセスメントを教えている教員,心理アセスメントに関係する修士論文等を作成する大学院生などである。本書のどこか一部分でも読者の益になり,そのことを通じて,適切な心理アセスメントに基づいた心理支援が展開されることを編者として祈念している。
2026(令和8)年6月吉日
津川律子
著者略歴
津川律子(つがわ りつこ)
日本大学文理学部心理学科特任教授。公認心理師,臨床心理士,精神保健福祉士。公益社団法人 日本公認心理師協会副会長。日本臨床心理士養成大学院協議会会長。包括システムによる日本ロールシャッハ学会副会長。
主な編著書等:『援助者必携 心理カウンセリングのための精神病理学入門』(共著,金剛出版,2025),『臨床心理検査バッテリーの実際 改訂版』(共編著,遠見書房,2023),『これからの現場で役立つ臨床心理検査【解説編】【事例編】』(共編著,金子書房,2023),『教育相談[第2版]』(共編著,弘文堂,2023),『公認心理師のための法律相談Q&A100』(監修,法律文化社,2022),『心理学からみたアディクション』(共編,朝倉書店,2021),『保健医療分野の心理職のための分野別事例集』(共編著,福村出版,2021),『心理療法におけるケース・フォーミュレーション』(監訳,福村出版,2021),『心理臨床における法・倫理・制度』(共著,放送大学教育振興会,2021),『改訂増補 精神科臨床における心理アセスメント入門』(金剛出版,2020)ほか多数。
執筆者一覧(掲載順)
津川律子(つがわ りつこ)日本大学文理学部 =編者
稲田尚子(いなだ なおこ)大正大学臨床心理学部
松田 修(まつだ おさむ)上智大学総合人間科学部
小野純平(おの じゅんぺい)法政大学現代福祉学部
石隈利紀(いしくま としのり)東京成徳大学特任教授・筑波大学名誉教授
山口加代子(やまぐち かよこ)リハビリテーション心理職会
齊藤敏子(さいとう としこ)神奈川リハビリテーション病院
齋藤 梓(さいとう あずさ)上智大学総合人間科学部
飛鳥井 望(あすかい のぞむ)青山会青木病院・公益財団法人東京都医学総合研究所客員研究員
武山雅志(たけやま まさし)石川県立看護大学名誉教授
種市康太郎(たねいち こうたろう)桜美林大学リベラルアーツ学群
秦 一士(はた かずひこ)甲南女子大学名誉教授
安井知己(やすい ともき)甲南女子大学心理学部
外川江美(とがわ えみ)帝京大学文学部
高橋依子(たかはし よりこ)大阪樟蔭女子大学名誉教授
皆藤 章(かいとう あきら)京都大学名誉教授
浅田剛正(あさだ たかまさ)新潟青陵大学福祉心理子ども学部
近藤孝司(こんどう たかし)日本大学文理学部
渡邉 悟(わたなべ さとる)徳島文理大学人間生活学部
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