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1795南ダウン症

なんでもやってみようと生きてきたダウン症がある僕が伝えたいこと

南正一郎 著

定価1,500円(+税) 四六判 200頁 並製
ISBN978-4-86616-079-5 C0011
2019年1月発行

ダウン症とうまく付き合っている46歳の思いを綴った半生記

南正一郎,46歳。
本書は,ダウン症のある南さんが幼少期より綴ってきた日記をもとに書き下ろしました。
南さんのご両親は「社会に出たら養護学校とは違うんだよ」と,社会に出てから困らないように様々な経験をさせ,社会常識をしっかりと教えました。それが南さんの旺盛なチャレンジ精神と,たくさんの人との出会いという人生の宝となっています。
空手黒帯,英会話少々,お酒大好き(自制中),日々新しいことに挑戦しています。「障がい者のための働き方改革プロジェクトLIVES TOKYO」では2017,2018年と司会を務めました。

南正一郎さんからのメッセージをぜひお読みください。
どこにもあって,どこにもないダウン症当事者の半生記。

** THANK YOU FOR EVERYBODY **


目次
第1章 幼少期
第2章 小学校
第3章 中学校
第4章 習い事
第5章 養護学校高等部時代
第6章 家 族
第7章 仕 事
第8章 友 達
第9章 入 院
第10章 震災とボランティア
第11章 最近のこと


著者紹介
南 正一郎(みなみ しょういちろう)
1972年生まれ。
霊南坂幼稚園,代々木小学校,外苑中学校,青鳥養護学校高等部卒業。
1986年,剛柔流空手道柳心館に入門。
2007年,白血病を患うも6カ月の闘病生活を経て完治。
2010年,空手初段取得。
2017年,ハンズオン東京主催・障がい者のための働き方改革プロジェクトのイベント「Lives Tokyo 2017 はたらく・わらう・たべる」で司会を務める。空手二段取得。
2018年,昨年に続き「Lives Tokyo 2018」で司会を務める。
現在は,ダウン症当事者として講演活動を行っている。


はじめに
南正一郎です。一九七二年に静岡県伊豆の国市の日赤病院で生まれました。
生まれた時「ヒュー、ヒュー」と一回だけ泣き声がしたそうです。とても小さな声だったそうです。
大仁町の母方の祖父の家で一ヶ月ゆっくりしてから、港区六本木の父方の祖父の家に帰って来て人生が始まりました。
小学校一年から二十歳まで代々木に住んでいました。現在は千葉県に住んでいます。
代々木に住んでいた時の思い出は、家の近くのしのざきと言う駄菓子屋さんに妹と一緒に行って好きなお菓子を買っていたことです。そこに行くと、色々なお菓子がありました。妹と二人でお菓子をえらんでいると「正ちゃん」と声をかけてくれる友達も来ていました。塾の行き帰りの子ども達がよく焼き鳥とたこ焼を食べていました。僕はそこのおじさんとよく色々な話をしていて、たこ焼を買って帰る途中に大中八百屋のおじさん達がはっぱをかけて応援してくれました。
いつもいつも病気になり、入院、手術、通院をくりかえしています。忘れずに薬を飲んで、健康に気をつけています。
人生色々あるけれど、自分が持っているダウン症と一緒に生きています。
一歳になる少し前に、六本木の病院で「ダウン症です。三歳までしか生きませんよ」と言われたそうです。
四十六歳になりました。いつもいつも多くの人達に理解してもらって援助していただきました。おかげで勇気と希望が持てるようになりました。
支えてくれて励ましてくれた皆さんに、感謝の気持を伝えるためにこの本を書きました。
この「ありがとう」が伝わりますように。