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身体系個性化の深層心理学
――あるアスリートのプロセスと対座する

(大阪大学大学院人間科学研究科教授)老松克博著

2,200円(+税) 四六判並製 196頁  C0011 ISBN978-4-86616-007-8

身体イメージを超えろ!
スポーツ心理学を凌ぐ身体系個性化へのアプローチ

ユングの創始した技法、アクティヴ・イマジネーション。この技法は治療のためのみならず、個性化の促進を目的として健常者にも使われる。「個性化のためのユング派最強のツール」と称されるだけあって、心系の人に対しても身体系の人に対しても強力に個性化を促進する。ユング心理学の智慧をすべてのアスリートのために。

アスリートたちにメンタル・トレーニングをするのは、もはや常識である。しかし、こころの表面をなでるだけのメンタル・トレーニングは、それなりの成果しか生まない。真に自分自身の肉体を限界に追い込むためには、身体と心の両面から深層にアプローチをする必要がある。その結果、心と身体を統合し、思い描いていた身体イメージをも超える動きが実現できる。
ユング心理学を専門とする著者が自身の武道における体験や、世界と戦うトップ・アスリートとの長期にわたるメンタル・トレーニングの成果から、身体と心の課題に新しい定義を付け加える。


主な目次


序章
第一章 
身体から展開していく個性化
第二章 
ユングの見出した心身の深層
第三章 
「形」の宇宙
第四章 
アクティヴ・イマジネーション
第五章 
あるアスリートの個性化をめぐって(Ⅰ)
第六章 
あるアスリートの個性化をめぐって(Ⅱ)
第七章 
あるアスリートの個性化をめぐって(Ⅲ)
第八章 
あるアスリートの個性化をめぐって(Ⅳ)
第九章 
身体系個性化プロセスの諸相
終章


著者略歴

老松克博(おいまつ・かつひろ)

1984年、鳥取大学医学部卒業。1992~95年、チューリッヒ・ユング研究所留学。現在、大阪大学大学院人間科学研究科教授。ユング派分析家。博士(医学)。
著書:『人格系と発達系』『スサノオ神話でよむ日本人』(講談社)、『ユング的悩み解消術』(平凡社)、『無意識と出会う』『成長する心』『元型的イメージとの対話』(トランスビュー)、『アクティヴ・イマジネーション』(誠信書房)、『漂泊する自我』(新曜社)ほか。
訳書:ユング『ヴィジョン・セミナー』『哲学の木』『クンダリニー・ヨーガの心理学』、アスパー『自己愛障害の臨床』(創元社)、ファース『絵が語る秘密』(日本評論社)ほか。